
「この道一筋 決断に生きる」
著者 水本稔
発行日 2002年5月3日
四六判 上製本箱付 250頁
90歳を迎え、その10年程前から執筆をしていた自分史の原稿を書き終え自ら自費出版することを決意した水本稔さん。「明治・大正・昭和・平成と激動の時代を生き抜き、日本の経済成長を支えてきた世代の生き証人として私の経験を子どもや孫に伝えておきたかった」という。
退職後にマスターしたワープロで打った原稿が1冊の本に完成するまでには何回も校正を重ね約1年近くかかった。「校正には根気がいりました。自分は分かっていることでも本になって多くの人が読むことになれば、誰でもが理解できるように書かないといけない、ということも娘に指摘され書き直しもしました。家族の協力には感謝しています」。やっと出来上がった本はその甲斐あって自分の分身のようでもある。水本さんの90年の人生と共に日本の歴史が刻まれている。