突然の病で夫を亡くした花谷香久子さんが3回忌の法要に遺稿集を自費出版しようと思ったのは、長年国語教師として中学・高校の教壇に立った夫、其予士さんの書斎にいつ整理するともわからないまま残されていた原稿を手にした時。自らは出版をためらっていた夫も、家族が出版することは喜んでくれるだろうと考えたからだ。
出版後の1週間は電話が鳴りっぱなしだった。香久子さんは「こんなに反響があるとは思っても見ませんでした。本を読まれた大先輩が懇談の席を設けてくださったり、克明に感想を書いてくださった方もあります。夫を亡くした寂しさは埋められるものではありませんが、遺稿集を出すことで人生観が浮き彫りになりさらに輝きを増したようです」という。

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自費出版担当:田崎まき子
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