
「紫嶺」神戸一中紫嶺会 六十五周年記念誌
発行者 紫嶺会代表 石村 巖
発行日 2004年5月1日
編集者 西本珠夫 三宅章夫 村川睦男
神戸一中40回卒業の紫嶺会は、節目の卒業40年目には記念誌「紫嶺」を創刊、是非次号も、との声にこたえ50周年に向け資金や原稿・写真を集めていたが、阪神淡路大震災など諸般の事情により発行に至らなかった。それが神戸高校同窓会監事でもある紫嶺会代表石村巖さんらの声かけにより編集を再開。原稿を依頼し印刷発注、とりわけ膨大な原稿の校正をすすめるのは傘寿を過ぎた編集者にとってご苦労だったと聞く。そしてそのがんばりが懐かしい学生時代を呼び起こすかけがえのない一冊に。
できあがった記念誌を送った同期生や遺族からは感謝の手紙が多数届き、再度想い出がよみがえる。献身的に編集の作業をすすめられた西本珠夫さんは「入学した頃は約250名だった同期生が今や80名を割りました。我々が今日まで生き永らえたのは彼らのおかげという気持ちをこめ、このクラス会誌をつくりました。記念誌発行は亡くなられた方々へのなによりの供養になったと思います」と語る。