
「使徒行伝」-使徒言行録-
著者 渡邉 博
発行日 2005年5月25日
A5判 並製本 184頁
クリスチャンの家に育ち、幼い頃から聖書に親しんでいた渡邉博さん。
長年勤めた商社を退職し、60の手習いとばかりにラテン語を勉強、聖書をラテン語で読み直し、2年の歳月をかけ新約聖書の「使徒行伝」(使徒言行録)の言葉を拾い、関連する旧約聖書の章句も参照にしながら訳文を考え、それに周辺の雑学を加えて一冊の本にまとめた。
「使徒行伝」は福音書の第2部としてルカがAD80年に記したといわれ、使徒ペテロと聖パウロの伝道を中心に展開されている。「使徒行伝といい、ラテン語といい、馴染みの薄い方が多いと思いますが、この本は宗教書ではないんですよ」という渡邉さん。確かに、時代背景やラテン語と英語のつながりにも触れていて、神話の世界、歴史、そして語学の楽しみにも誘ってくれる。