「101葉の写真が伝える自然の瞬間とその美」
発行日 2006年３月10日
発行 ＮＨＫ大阪文化センター矢野写真教室
監修 矢野建彦
編集・製作・印刷 あさひ高速印刷株式会社
Ａ４判 104ページ
大阪マルビルの富士フォトサロンで開かれた第15回写真展
光と影の色彩が織りなす一瞬の美を求め四季折々の風景を撮り続ける矢野写真教室が、創設15周年を祝い、写真展開催と合わせて受講生による記念写真集を作成。志を同じくする人との出会い、美しい自然との出会いにより、見事な写真集が仕上がった。
四季折々の時間と光の動きにつれて表情が変貌する瞬間を切り取る風景写真撮影を主としたＮＨＫ大阪文化センター講座「写真・矢野建彦教室」が、創設から15周年を迎えた。長期在籍の受講者をはじめ新しい受講者も含め50人がこの講座の長寿を記念し、第15回写真展開催と合わせて15周年記念写真集をあさひ高速印刷株式会社から出版。従来に比べて写真品質に近い高画質が再現される新技術、高精細印刷（スブリマ）により、美しい写真集が仕上がった。
矢野写真教室には、日本の美しい自然を写真に収めたいという趣旨の人が集まり、四季を通じて国内の自然の姿、山や花と寺それに海などで撮影会を実施。そしてその作品を鑑賞し、お互いの価値観を尊重しながら写真を楽しみ、感性を磨き、作品作りに取り組んでいる。一年に一度受講生の写真展を開催するが、15周年の今回は50人の受講生が２葉ずつ写真を選び、矢野先生の１葉を含め１０１葉の風景写真集を記念出版。３月に富士フォトサロンで開催された第15回写真展はプロカメラマンも訪れるほど盛況で、写真集も評判が良く冊数が足りなくなるほどだった。
多くの写真愛好家にとって大きな目標でもある写真集の出版の夢が、世話役はじめ皆の力でかない、受講生の意気込みはさらに高まりをみせる。矢野氏も15周年を記念するにふさわしい作品集に出来上がったと言葉を寄せている。
